僕には筆があり、そして論理がある。——混沌の世界で真実を求める法則
今日、遠方から来てくれた友人と食事をした。
彼はちょうど『帰源古紀(Chronicles of the Primordial Source)』を読み終えたばかりで、妙な質問をしてきた。
「君は、創作に“インスピレーション”を使わず、推理で書くと言っていたね。どうやってそんなことが可能なんだ?」
僕は少し考え、質問には答えず、ひとつの話を始めた。
史上初めて単独・無着陸で大西洋横断飛行に成功した人物は、チャールズ・リンドバーグ(Charles Lindbergh)。
その父親は、アメリカ・ミネソタ州選出の下院議員だった。
だが、この老議員の「その後」を覚えている人はほとんどいない。
彼は二冊の本を書いた。
『Banking and Currency and the Money Trust』(『銀行・通貨・マネートラスト』)
『Why Is Your Country at War?』(『あなたの国はなぜ戦争をしているのか?』)
奇妙なことに、1918年、これら二冊は政府によって「絶滅」させられた。
絶滅とは、印刷禁止・流通停止・図書館からの完全撤去を意味する。
さらに『あなたの国はなぜ戦争をしているのか?』の印刷用鉛版まで破壊された。
まるで人間を殺すように――
政府の行動は、この二冊が完全に「死んだ」ことを意味していた。
その発端は、1912年にリンドバーグが「マネートラスト」調査を要求したことにあると推測されている。
後の議会調査で、アルセーヌ・プジョー(Arsène Pujo)は、J.P.モルガンらウォール街の大銀行が連鎖取締役制度などを通じて多数の企業と金融資源を支配していた事実を明らかにした。
名簿には、モルガン、ロックフェラー系、ウォーバーグ、シフなどの名が並んでいた。
友人は話を聞きながら検索し、僕の言葉を遮った。
「Grokによれば、『あなたの国はなぜ戦争をしているのか?』は1930年代から再版されているらしい。
この例で何が言いたいんだ?」
僕は問い返した。
「その“再版”が、破壊されたものと同じ内容だと、どうして言い切れる?
たとえば、ある国が法律を制定しただけで、自分を“法治国家”と名乗れるようなものだよ。」
友人はさらに調べ続けたが、何も見つからなかった。
ただ、何かを考え込んでいるようだった。
僕は最後にこう言ったのを覚えている。
「僕は優れた作家ではないかもしれない。
だが、成熟した人間ではある。
人間の本質を理解している。
だから、いわゆる“陰謀論”に対して、生まれつきの識別能力がある。
このケースでは、“痕跡がないこと”こそ最大の痕跡であり、
“証拠がないこと”こそ最大の証拠だ。
邪悪はあらゆるものを破壊できるが、論理だけは破壊できない。
だから僕は書き続けられる。
人類は、自由にはまだほど遠い。」

By VON(壹叔瘋神)




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